フードデリバリーのバイク配達員にコミネの胸部プロテクターを強くおすすめしたい理由

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バイク配達員の皆様は、胸部プロテクターを装着しておりますか?

警視庁の調査によると、2020年から2022年に発生した二輪車乗車中の事故による死亡者のうち、7割強のライダーが頭部と胸部を損傷しているとの結果が報告されました。

2023年は、「頭部」と「胸部」が同数となっています。
頭部、胸部、腹部の合計が約7割を超えており、これらの部位をしっかりと保護する事が重要です。

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/nirinsha/heru_pro.html

腹部、頸部およびその他の損傷などがそれに続くのですが、やはり死亡事故の損傷部位の大部分として頭部と胸部が示されるという結果からも、ヘルメットと胸部プロテクターの装着の重要性が示されているといえます。

結論からいうと、ヘルメット以外にも胸部プロテクターは必須で着用すべきということです。

私の場合、稼働中は胸部プロテクターを単体で着用するか、プロテクター入りのジャケットを着用するように心がけています。

この記事を読んでいただければ、フーデリ配達にプロテクターを取り入れるためのきっかけ作りと購入の参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

目次

フードデリバリー専業のバイク配達員の事故リスクはかなり高い

フーデリ専業の配達員であれば、一日あたりの走行距離が100kmを超えることもあると思います。

一定程度決められたルートを走る郵便配達員や新聞配達員と比較しても、その差は歴然でしょう。

その上、配達毎に異なるルートを走ることになるため、土地勘の薄い場所での稼働には危険度も高まります。

SNSにおいても、配達員アカウントからの事故報告が度々あったりするので、日々他人事ではないと思いながら稼働されている方も多いことと思います。

そのような背景を把握しつつ、胸部プロテクターについての話題があまり活発ではないと感じていたのも、この記事を書くきっかけでした。

数千円の投資で今後助かる命があるのであれば、それに越したことはありません。

以下、個人的なレビューも含めたわかりやすい内容でまとめてみました。

まずはコミネの胸部プロテクターを単体で取り入れてみるのがおすすめ

バイク用プロテクターを製造・販売しているメーカーとして有名なのがコミネです。

私が現在所有しているプロテクターは全てKOMINEのもので、過去に所有していたものも同様でした。

プロテクターを初めて購入するという方におすすめしたいのは、胸部プロテクター単体として装着しやすいコミネのSK-695です。

まずは胸部プロテクター単体をおすすめする理由
  • 価格的に求めやすく、しっかりと胸部を保護することができる
  • 服の下に着用することができ、基本的に服装の制約を受けない
  • 胸部の保護に関しては、プロテクター入りバイクウェアよりも安心感がある

胸につけて胸に


JK-114(左)とSK-695(右)

現在私が持っているプロテクターは、JK-114 プロテクトメッシュパーカ-テン(左)とSK-695 マルチチェストプロテクター ブラック フリー(右)です。

SK-695はプロテクターの裏側がメッシュ素材になっており、中心部分に柔軟性があるので胸部にフィットしやすいという特徴があります。


SK-695

プロテクター部分には通気性を確保するための穴が多数設けられていますが、風が通り抜けるほどの体感はなし。

画像からもわかる通り、中心部分でプロテクターが分割されている構造になっているため、柔軟に胸部にフィットする感覚が得られるのが良いと思います。


ただ、胸部の中心もプロテクトされていたほうが安心という方にとっては、その点は不安が残るかもしれません。そのような方はこのタイプの胸部プロテクターを選択するのも良いでしょう。

SK-808の方はCE規格レベル2の胸部プロテクターで、SK-695と比べると中心部分が分割されていない一体型のプロテクターとなっており、胸部の中心までガードできる作りになっています。

CE規格とは?

プロテクターにおけるCE規格はその保護部位によって3つのカテゴリー(胸部/脊椎/その他)に分類され、欧州統一基準(EN規格)に基づいた試験を経て認証されます。
その試験は約2.5㎏のストライカ(重り)を2mの高さから落下させた場合にプロテクターを通して身体に伝わる力(kN<キロニュートン>)を測るというもので、試験に合格したプロテクターは
その衝撃吸収の度合いによってレベル1とレベル2に分類されます。

https://www.komine.ac/topics/ce.php

端的に言うと、レベル1よりもレベル2のプロテクターのほうが衝撃吸収力が高いということです。

あくまでも欧州における統一基準ではありますが、安心を最優先にしたい方は参考にすると良いと思います。

私が使っているSK-695にはCE規格のマークはありませんが、それがないから安全ではないという話ではありません。

防御力とフィット感を両立させるとCE規格のクリアは難しかったのだと思いますし、結果的に私はフィット感のほうを選択しました。

胸部プロテクターの着用は夏場に工夫が必要

夏場は皆さんどのような服装でバイク稼働されておりますでしょうか。

胸部プロテクターを抜きに考えてみると、おそらく薄手で通気性の良いジャケットや冷感シャツなどで稼働している方もいらっしゃると思います。

これらの夏稼働服に胸部プロテクターをどう取り入れるかで悩まれる方々に向けて、私なりの着用スタイルを紹介します。

それは、長袖の冷感コンプレッションシャツの上にプロテクターを装着し、その上にゆとりある半袖Tシャツを着るという順番です。

コンプレッションシャツと半袖Tシャツを着用する理由

胸部プロテクターは基本的に服の中に着用するものなので、夏場どんなに暑かろうが最低でも服2枚の間に装着することになります。(地肌にプロテクター着用は有り得ないので)

必然的に地肌に着るウェアは速乾性重視と日焼け防止を兼ねるコンプレッションウェアが最適解。

その上に着用したプロテクターを覆うためのウェアはゆとりある(オーバーサイズの)半袖Tシャツにすれば自然な服装が完成というわけです。

この記事を書いている段階では、もうだいぶ涼しい日々となっていますが、胸部プロテクターは工夫次第で自然に取り入れることができます。

一方、秋以降の稼働においてはアウターの下に胸部プロテクターを着用すれば良いだけなので話は簡単です。

コミネのプロテクトメッシュパーカ-テン(JK-114)は通気性抜群

私が胸部プロテクターの次に購入したのが、同じくコミネのプロテクトメッシュパーカ-テン(JK-114)でした。

胸部のみならず、背中と腕、肘部分にプロテクターが装着されており、取り外しができるので洗濯も可能。

春先に購入して初夏までこれを使っていましたが、猛暑日が続いた時期は胸部プロテクター(SK-695)単体で稼働していました。

メッシュジャケットということもあり、風が通り抜ける感じが非常に気持ち良いのですが、猛暑日の稼働に使うのは正直厳しかったです。

猛暑日が過ぎた10月の今の時期はとても気持ち良く使えています。

サイズはLかXLで迷いましたが、寒い時期になってもアウターの中にこれを着るという使い方を試してみたかったのでLを購入。

コミネのJK-114プロテクトメッシュパーカ-テンは、仕様やカラーリングが非常に多岐に渡り展開されており、それぞれに細かい差異があるようです。
私が購入したのは、HR(おそらくHighly Reflective COLORの略)というタイプで、夜間に光を反射しやすくする素材が使われているモデルです。(製造年などは不明)
リンク先の商品をチェックする際には、説明文や画像を念入りにチェックすることをおすすめします。
私が購入したモデルはこちら
http://komineshop.shop21.makeshop.jp/shopdetail/000000000305/

コミネの胸部プロテクターのまとめ

今回は、フードデリバリーの専業配達員である私の視点から胸部プロテクターの必要性について取り上げてみました。

いうまでもなく、胸部プロテクターは全てのバイクライダーが装着するべきものなので、この記事を読んでいただいた方々への購入のきっかけとなれたら嬉しいです。

今後もプロテクター関係の購入レビューをしていきたいと思っておりますので、ぜひこのブログをお気に入り登録していただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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