新年も明けて寒さもより一層厳しくなってまいりましたが、いよいよ手の寒さが限界に達しているバイク配達員の方はいらっしゃいませんか?じつは私もその一人でした。
手の寒さ対策としてはハンドルカバーが代表的な選択肢の一つとなりますが、グリップヒーターは積極的に手を温めてくれる心強い装備の一つです。
以前の記事においてキジマのグリップヒーターをご紹介しましたが、年月が経ちグリップ部分が摩耗したためノーマルの新品グリップに戻していました。
今回、カエディアのグリップヒーターを選んだ理由は以下の通りです。
- アクシスZに一体型のグリップヒーターを取り付けるとなると、大幅な加工が必要になる
- カエディア製の巻き付け型のグリップヒーターは価格も安く、純正のグリップを加工する必要がない
- グリップヒーターが必要ない季節になったら取り外し可能
この記事では、アクシスZにカエディアのグリップヒーターを取り付ける方法をご紹介します。
作業手順と工具さえ準備できれば、DIYでスムーズに取り付けできますのでご安心ください。
作業内容はYoutube動画にもまとめてありますので、ぜひあわせて参考にしてみてください⏬️

ヘッドライト部分の取り外し
アクシスZのヘッドライト部分は6箇所のビスで固定されているので、2番のプラスドライバーを使って外します。

ライトの下にあるボルトは光軸調整用なので外す必要はありません。

ヘッドライト部分の上部にツメがあるので、内装剥がしを使ってツメを外します。

ヘッドライト部分が外れたら、コネクターを外します。

コネクターが固着して外しにくかった場合、接点復活剤をコネクターのピンに吹き付けておくと、次回の取り外しが楽になります。
レッグシールドの取り外し
レッグシールド中央にあるエンブレムの裏にナットが隠れています。エンブレムはマイナスドライバーなどで外すことができます。

10ミリのソケットでナットを外します。

レッグシールド右側の4箇所のビスはT型トルクスネジ(いじり防止ネジ)が使われています。
取り外しにはT型トルクスネジのビットが必要になるので、作業にあたっては必ず用意しておきましょう。

使用したのはT20Hビットです。

8箇所のビスを外したら、内装剥がしでレッグシールドのツメを外します。画像の位置から外しはじめる必要があります。

このように内装剥がしを挿入します。

全てのツメが外せたら、両手で引き上げるようにするとレッグシールドを取り外すことができます。

レッグシールドを取り外すことができました。
地面においたときに傷がつかないよう、あらかじめ毛布や段ボールなどを敷いておくと良いでしょう。

レッグシールドを取り外しできれば、ポジション球やウィンカーバルブも交換できるようになります。


12V電源の取り出し
アクシスZのリヤブレーキスイッチに割り込ませるだけでアクセサリー電源を取り出すことができるのが、こちらのKITACOの電源取り出しハーネスです。

リヤブレーキスイッチのカブラーを外して、キタコの電源取り出しハーネスのカプラーを割り込ませるだけで装着完了です。
噛み合うカプラー同士をつなぐだけなので簡単ですよ。
また、キタコの電源取り出しハーネスで取り出せるキーオン電源は一つだけなので、グリップヒーター以外の電源を取り出したい場合に備えて、エーモンの分岐ハーネスを取り付けると後々便利でしょう。

アクセサリー電源(キーオン電源)が正しく取れているかを、検電テスターを使って確認しました。
まずは検電テスターのワニ口をアースさせます。

キーをオンにしたらテスターを端子に差し込み、通電しているかを確認します。正しく通電していれば、光と音で判断することができます。

ロールヒーター本体の取り付けと電源ハーネスの端子加工
ロールヒーター本体の配線が内側になるようにして、グリップに巻き付けていきます。

グリップに付属の紐で巻き付けていくのですが、説明書にある通り、結び終わりはグリップ内側になるようにしたほうが良いです。
ハンドルカバーを装着する場合、結び目が外側だとハンドルカバーの穴に通しづらいからです。

紐を最後まで通したら、きつく締め付けます。ここでの締め付けが甘いと、握ったときにロールヒーターが動いてしまう原因になります。終わったら反対側も同様に作業します。

電源ハーネスは、プラス側・マイナス側の端子ともにクワ型となっています。

以下のように加工します。
- プラス側(赤)→オスのギボシ端子
- マイナス側(黒)→丸型端子

プラス側のクワ型端子を切断します。

ワイヤーストリッパーなどで被覆を剥きます。

マルチワイヤーストリッパーは、配線の切断や被覆向きが非常に簡単にできるのでおすすめです⏬️
マイナス側も同様の手順で被覆を剥いた状態にします。

使用した端子はいずれもエーモン製です。


ギボシ端子と丸型端子をカシメるために必要な専用工具が、電工ペンチです。
一般的なペンチなどでは代用できませんので、こちらも必ず用意しておきましょう。

ギボシ端子と丸型端子を接続することができました。

両端子を手で押し込んで接続します。

特にカチッとはまるようなツメはありません。

電源ハーネスの接続と配線の取り回し
先程の手順で加工したギボシ端子を、電源取り出しハーネスに接続します。

電源取り出しハーネスであるメスのギボシ端子に、電源ハーネスのオスのギボシ端子を確実に奥まで差し込みましょう。
ホーンを接続しているボルトに丸型端子を共締めしてアースを取ります。
電源ハーネスのクワ型端子を丸型端子に加工したのはこのためです。

8ミリのソケットでボルトを脱着します。

ホーンの接続ボルトは、他の電装品のアースを取る場合にも利用できます。

この端子にもツメなどはなく、ただ差し込むだけで接続完了となります。

端子部分はメーター下部に出た状態となります。

コントローラーをミラーにマウントさせるためのステーは使わず、メーター下部に付属の両面テープで固定。
作業工数の少ない方法を採用しました。

ロールヒーター本体とコントローラーから伸びる配線は、レッグシールド上部のスペースから取り回ししました。

右側のロールヒーターの配線はスロットルケーブルの上部を通過させ、レッグシールドのスペースに通しました。


レッグシールドを取り付ける前に、この金属のカラーが装着してあるかを確認します。

このカラーはレッグシールドの固定穴を通るボルトに被さります。

レッグシールドで配線を挟み込まないよう、中央のスペースに配線をまとめておきます。

レッグシールドと黒い樹脂部分が正しく噛み合っていることを確認します。
レッグシールドを取り外す前に、カウルが正しく噛み合っている状態をスマホカメラで撮っておくのも一つの方法です。


ヘッドライトやレッグシールドの取り付け部分に配線が挟まっていたり、ハンドルを切ったときに配線が突っ張っていないかを確認します。
最終的な配線は以下のようになりました。

レッグシールドのスペースに配線が通っています。

右側のロールヒーターの配線です。このように、配線が噛んでしまわないように注意しましょう。

グリップヒーターの動作確認

コントローラーのボタンを押すごとに、グリップの温度レベルが高→低の順番に切り替わります。
具体的には以下の通りです。
| 手に伝わる温度感 | |
|---|---|
| 赤 | 素手で握れないほど熱い |
| 橙 | しばらく握っていると熱い |
| 黃 | ずっと握っていられる熱さ |
| 緑 | 結構暖かい |
| 青 | ほんのり温かい |
エンジン始動後は直前の色をメモリーしているのが良いですね。ちなみにボタンを長押しするとOFF⇔ON切り替えとなります。
温度レベルの順番が、説明書と実際で異なっていたのが気になりました。

説明書ではボタンを押すごとに温度がアップしていくとのことでしたが、実際には温度がダウンしていく仕様になっていました。
説明書の注意事項にもある「改良」の範疇であれば仕方ないとは思うのですが、取り付け後の動作確認で判明したのには少々面食らいました。
私が購入したものは、現行品と仕様またはバージョンが異なる可能性もあるので、その点はご了承ください。
アクシスZにカエディアのグリップヒーター取り付けのまとめ
Kaedear(カエディア)のバイク用巻き付け式グリップヒーターは、取り付けの手軽さに求めやすい価格、たしかな性能と三拍子揃っており、非常におすすめできるものです。
また、グリップヒーターが不要となる季節になったら、ロールヒーターを取り外すだけで純正グリップに戻すことができる利便性の高さが魅力です。
グリップヒーターの導入を検討している方は、この機会にカエディアのグリップヒーターをDIYで取り付けてみるのはいかがでしょうか。
その際は、Youtube動画も参考にしながらチャレンジしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた次の記事または動画でお会いしましょう✋️
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