私のフーデリ稼働の相棒であるアクシスZがついに走行距離10万kmを突破しました。
2020年10月に購入し、ウーバーイーツ稼働に供してから早や4年が経過。
手を入れないとならない箇所もちらほら見つかってはいますが、今も元気に走ることができています。
⏬️10万kmを突破したときの様子を動画にしました⏬️
ここまでこれたのは、私が実践している車両の維持管理方法にあると確信しています。
もちろん、プロの整備士さんにこまめに面倒を見てもらうというのも方法としてはありますが、ほぼ毎日バイクに乗る配達員の立場としては、自分でできることは一つでも多いほうが良いというのが私なりのスタンスです。
バイクでフーデリ稼働している配達員の方であれば、相棒が問題なく走り続けることが安定的な売上につながるということを理解されているでしょう。
当然、車両が故障して走行不能になった場合には、途端に売上はゼロになってしまいます。
稼働バイクを2台登録して不測の事態にも対応できるようにしている配達員さんもいると思いますが、それはそれで維持管理が大変です。(初期費用、保険料、置き場所、メンテナンス費用etc…)
所有バイクが一台であっても、やるべきメンテナンスサイクルを粛々とこなしていくこが車両を長持ちさせるためには欠かせません。
フードデリバリー稼動をするためにバイクを購入した方にとっては、少しでも長持ちさせながら来たるべき次の車両購入への資金作りをしていくことが重要です。
今回はその計画的な維持管理の方法について、10万km超えを達成できた理由をご紹介していきます。
10万km突破には信頼性の高いオイル選びが必要不可欠!
アクシスZのオイル交換の記事でもご紹介した通り、私がこだわりを持って使い続けているのがヤマハのエンジンオイル「ヤマルーブ Blue ver. For Scooter」。
結論としては、ヤマルーブのエンジンオイルのおかげで10万km超えを達成することができました。
スクーターでフーデリ稼働しているのであれば、スクーターに最適なオイルを使えば結果的にエンジンを長持ちさせることができます。専用品があるのならばそれを使わない手はないですよね。
ヤマハ純正の専用エンジンオイルでありながら、他メーカーのバイクに乗っているユーザーからの人気が高い点にも注目。
価格的に安いバイク用オイルもありますが、量よりも質を重視してヤマルーブ・ブルーバージョンを使い続けたことで10万km超えできたといっても過言ではないです。
最初はオイル交換のやり方もわかりませんでしたが、DIYでのオイル交換作業を習得し、こまめなオイル管理をすることにこだわるようになりました。
アクシスZのオイル交換の際には、↓のドレンワッシャーを新品にすることも忘れないようにしましょう。
オイル交換だけでは安心できない!アクシスZのオイル管理
動画内でも触れておりますが、私のアクシスZの場合、オイル交換の周期だけを気にしていれば良いとはいえないのが実状です。
オイルを消費する「オイル食い」という症状が出ているため、定期的なオイル交換以外にも、オイルの継ぎ足しの実施が必要なのです。
具体的には、オイル交換後300km~500km走行した時点でオイル量のチェックをします。
オイルゲージでチェックすると大抵の場合、10パーセント前後のオイル量を消費しているので、その都度ヤマルーブを継ぎ足ししています。
10万km突破の動画でも触れた通り、「オイル交換+オイルの継ぎ足し=オイル管理」というのが最も言いたいことなのです。
DIYでオイル交換するメリット
バイクのエンジンオイル交換は、フーデリ以外の一般ユーザーさんはバイク屋さんに頼んでやってもらう人が多いでしょう。
しかし、専業配達員としてバイクに乗っている場合、月に一回程度はオイル交換が必要になるケースがほとんどです。
一日100km程度走るような環境であるというのが理由です。
以下は、バイク屋さんとDIYでの比較となります。
バイク屋さん | DIY | |
---|---|---|
工賃 | かかる | かからない |
オイルの銘柄 | 制限あり | 自分で選べる |
工具 | 不要 | 自分で用意 |
費用 | 3000円前後 | (ヤマルーブの価格) | 1700円程度
上記の通り、バイク屋さんでオイル交換すると工賃プラスオイル代で3000円程度かかる場合があります。
また、エンジンオイルはお店によっては特定の銘柄のみ取り扱いとなっている場合もあるため、ヤマルーブのスクーター専用オイルを指定できないことも。
「ヤマルーブ Blue ver. For Scooter」はバイク用品店でも取り扱いしていないことが多いため、Amazonなどのネットで購入するのが確実です。
自分自身でオイル交換することにより、結果的に費用をおさえることができますし、オイル管理に対する意識も高くなるでしょう。
コスト的にも元を取れるのはもちろんのこと、整備の知識も身に付いて一石二鳥ですよ!
DIYでオイル交換するにあたって必要なものはなに?
詳しくは以下にある『アクシスZのオイル交換について』の記事を見てほしいんだ。
車種が異なっていたとしても、作業に必要な工具などは同じなので参考になるよ!
オイル交換ができない人でもオイル量チェックだけは定期的にするべき
下記の記事でも取り上げましたが、私のアクシスZはオイルを消費する傾向にあるため、こまめなオイル量チェックを心がけています。
オイル食いはアクシスZだけに限った話ではなく、50~125ccの原付スクーター全般に発生しうる現象です。
- 定期的にオイル交換をしていれば問題ないのでは?
-
次のオイル交換時期がくるまえにオイルが減りすぎると、最悪エンジンが壊れて走行不能になる場合があります。
オイルの量を定期的にチェックすることは習慣づけておいたほうが良いです。
オイルが減っていたらオイラーを使って継ぎ足す程度であれば、オイル交換に比べて作業の難易度は相当下がります。
10万km走ったアクシスZにはやるべき整備が盛りだくさん
総走行距離が10万kmを突破できたことは大変喜ばしいことであり、今後も今まで通りメンテナンスをしながら乗り続けるぞ!・・・と意気揚々と構えていたいところなのですが。じつは安心していられないのが正直なところなんですよね。時間と余力があれば済ませておきたい優先度の高い整備は以下の通り。
- ホイールベアリング交換
- 購入してあるが交換できていないパーツの交換(イグニッションコイル、クランクシール、グリップ、アクセルワイヤーetc.)
- フロントブレーキの総メンテナンス
- 駆動系全般(クラッチシューとクラッチスプリングの交換はそろそろ。クランクカバーを開けて確認してみないことにはわからないが、場合によってはアッセンブリ交換)
- エンジンのヘッドカバーを開けてバルブクリアランスの調整、できればバルブステムシールの交換やピストンリング交換もやりたい
- フロントフォークのオーバーホール
- ステムベアリング交換も最終的にはやりたい
まだまだ手を付けなければならない整備はありますが、なんだかんだでここまで来たらもう一台アクシスZを購入しようかななんて検討している次第ですw
なぜならば、素人がバイクを重整備するとなると何日間かバイクに乗れなくなる(フーデリ稼働に穴を空ける)前提で取り組まなければなりませんので。
稼働日を潰して整備に費やすのは生活的に厳しいので避けたいのが本音。
10万km超えたアクシスZはサブ機として活躍してもらう方向で運用していくのが最善かなと考えています。
そんなわけで、今後もアクシスZの整備関係の記事や動画は続いてまいりますので、引き続きご購読とご視聴をいただければ幸いです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
それでは皆さん、今年も安全運転で頑張りましょうね!