僕がウーバーイーツをはじめとしたフーデリ稼働で使用しているバイクはヤマハのアクシスZ(型式:SED7J)で、購入は2020年10月。今月でちょうど3年目を迎えたところです。
もうすぐ8万kmを超えようとしていることもあり、この機会にこれまでに故障した箇所をシリーズにしてお伝えしていきたい思います。
前回はセルモーター(スターティングモーター)の故障についてお伝えしましたが、今回はメインスタンド(別名:センタースタンド、パーツリスト名:スタンド,メイン)についての故障話となります。
現在、アクシスZに乗っている人やこれから購入を検討している方の参考になればと思います。
前兆無しでメインスタンドは突然折れた
商品をピックアップするためお店に到着し、駐車場に止めたときにそれは起きました。
タンデムグリップを握りセンタースタンドのステップに足をかけて体重を乗せた瞬間「グニャポキッ」とした感じであっさりと折れてしまいました。
使用できなくなったセンタースタンドを取り外す作業をしているときの画像。丸い断面のようになっているところが折れた部分です。
フーデリ稼働中はほぼメインスタンドしか使わなかったのが原因か
ピックアップ先やドロップ先でバイクを駐車するとき、メインスタンドで駐車することが今でも習慣となっています。
駐車時の安定性が高いのと、バッグをタンデムシートの上に置いてバイクを離れるときに水平を保ちやすいというのが理由です。
適切な使用状況であったとしても、力のかかる部分に何百回、何千回と負荷を繰り返した結果、金属疲労によって折れてしまったのだと考えます。
ヤフオクにて中古のアクシスZ用メインスタンドを落札
結果的にヤフオクで送料込み3千円位で手に入れることができました。
もちろん、新品と比べたら安く交換できたのは良かったのですが、どの程度の使用頻度か推察できないパーツであるため耐久性には若干の不安は残ります。
おそらく走行不能になったアクシスZから部品取りしたものであるため、多少の傷や変形に関しては妥協しなければならないでしょう。
不安であれば、各サイトに販売されている新品を購入することをおすすめします。
ヤフオクではアクシスZの中古パーツが結構出回っているので(裏を返せばそれだけ短命な車体も多いのか)、純正新品では予算的に厳しいようなパーツが必要になったときにはかなり助かるかもしれません。
センタースタンドを交換する際の注意点
スプリングを引っ張る工具が絶対に必要
メインスタンドを取り外す作業では、ガイドワイヤーに通っているボルトを外すことによりスプリングを取り外すことができます。
しかし、メインスタンドの取り付け作業においては、ガイドワイヤーとボルトを先に取り付けておき、そのボルトにスプリングを引っ掛ける手順になります。
このスプリングはかなり強力な弾性力でスタンドを収納する役割を果たすため、専用工具がないと取り付け作業が難航するので必ず用意したほうが良いです。
この工具をスプリングの輪っかに引っ掛けることにより、スプリングの取り外しや取り付けが容易になります。
僕の場合、この工具がなかった(存在を知らなかった)ため、カラビナをバネの輪っかに通して引っ張って取り付けようとしたところ、余計な力をかけてしまいバイクを倒してしまいました。
後悔先に立たずですが、僕自身も今後に備えてこれを購入しました。これから交換作業をする方にはぜひおすすめしたい商品です。
メインスタンドのボルトは要グリスアップ
ボルトの取り外し後はパーツクリーナー等で汚れを落とし、メインスタンド取り付け時にはグリスアップを忘れずにしましょう。
サービスマニュアルでは、ヤマハグリースB塗布の指示があります。
なお、ボルトの末端部分はサークリップで固定されるため、こちらも忘れずに取り付けをしなければなりません。
正直な話、メインスタンドは折れない強度であってほしい
車両重量100kgのアクシスZは、構成部品からしても必要最低限の重量を基礎にして設計されているのかもしれませんが、メインスタンドに関しては多少重くなったとしても安心できる(折れない)強度を保っていてほしかったなと思います。
メインスタンドが使えなくなってからは一時的にサイドスタンドを使用していましたが、メインスタンドを立てないと整備するときに困る場合もあるので、折れたら要交換となってしまいます。
以上、この記事がお役に立てれば幸いです。