バッテリー充電器は出番が少ないけど、やっぱ必需品だなと思った話

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自宅オンラインしていたら良い案件が鳴ったのでそれを受け、バイクに跨って出発しようとしたところ、エンジンが全くかからない。

スタータースイッチを押すと、スターティングモーターの回転がとても弱々しく、キーのオン・オフをくり返しながら始動を試みるが全くダメ。

泣く泣く案件はキャンセルすることになり、いよいよバッテリーを充電するかとなったのが昨日のことでした。

目次

ほぼ毎日バイクに乗っていても定期的なバッテリー充電は必要

毎日バイクで稼働していれば、バッテリー上がりは発生しないという希望的観測を持っている人は多いと思いますが、必ずしもそうとは限らないのが実際のところです。

バッテリー上がりに徐々に近づいてしまう要因として考えられるものは以下の通り。

電装品を複数取付けている

ドラレコ、グリップヒーター、USB充電ポート、電圧計、フォグランプなど、電装品をもりもり付けている場合は、走行中のバッテリーへの充電が間に合わなくなっている可能性があります。(特に、私が乗っているアクシスZのように、バッテリー容量の小さなスクーターは電力不足に陥りがちなので注意が必要です)

冬の寒い時期であること

バッテリーは根本的に寒さに弱いです。気温の低下に比例してその容量・充電効率ともに下がっていくため、エンジンの始動に必要なバッテリー電圧が確保できなくなってしまう場合があります。

バッテリーの健全性が低い状態にある

いわゆるバッテリー寿命が近い状態にある場合、毎日バイクで走っていたとしても電圧が徐々に低くなり、最終的にエンジンの始動ができなくなってしまいます。

私の場合、1番目と2番目が該当するところかと思います。

エンジンの始動に時間がかかる(スターティングモーターのかかりが重い)という前兆があったので、そのタイミングでバッテリーを充電しておけばよかったと今になって後悔しています。

ちなみに、バッテリーが健全であるか否かをチェックできるツールとしてバッテリーチェッカーというものがあります。これを用いれば、バッテリー買い替えのタイミングも検討がつくのかもしれませんが、なんにせよプロ向けの高価なツールなので、一個人で導入するのはあまり現実的ではないような気がします。

メルテックのバッテリー充電器 MP-230の使用方法

最初に値段の話になりますが、私は去年の9月にヨドバシ.comで10,970円で購入しました。

Amazonなどでも販売されていますが、タイムセール等で安くなっているタイミングを見計らって購入するのが良いでしょう。

具体的には、11,000円前後に値段設定されているときが良いタイミングだと思います。私が購入前に定点観測していたときは14,000円程度まで上振れていたときもありました。

MP-230を選んだ理由
  • 劣化したバッテリーを復活できるという謳い文句の「パルス充電」機能がなによりも魅力的だった
  • バイクのみならず、普通車や大型車等にも使用可能な汎用性
  • 日本のメーカーが販売しているという安心感

アクシスZのバッテリーに充電する手順

STEP
バッテリーを取り外す

初手から面倒くさい作業ですが致し方ないです。

アクシスZの場合、バッテリーが収納されているスペースが嫌がらせかと思うほど狭いので、バッテリー本体を車体から取り外さないと充電が困難だと思います。

バッテリーケーブルを外す際は、マイナス→プラスの順番です。

バイクの近くに電源がある環境であっても、バッテリーを車体に載せたまま充電クリップを挟むことは作業スペース的に厳しいのではないでしょうか。

バッテリーターミナルの中に入っているこのナットをなくさないようにしましょう。持ち運ぶ際、知らぬ間に地面に落としたりして紛失しがちです。

これがないとバッテリーケーブルを元通りに組み付けることができません。

STEP
家庭用コンセントに充電器を接続しバッテリーを充電する

家の中にバッテリーを持ち込み、コンセントに接続した充電器で充電を開始しました。

充電クリップをつなぐ際は、プラス→マイナスの順番です。

アクシスZのバッテリーの場合、MP-230に付属しているアタッチメントクリップを使用しないと、バッテリー充電クリップをバッテリー端子に接続することができません。


バッテリーを接続した直後は、ディスプレイにバッテリー残量が表示されます。

[START/STOP]ボタンを押してから[パルス]ボタンを押すとパルス充電が開始されます。

画像は、パルス充電中の表示となります。

パルス充電は約1時間で完了し、その後自動的に通常充電に切り替わります。
つまり、パルス充電はフル充電を目的とするものではないということなんです。


パルス充電が終わり、通常充電に切り替わった直後の様子。

ここから100%になるまで待つことになります。


フル充電が完了しても通知のアラームなどは鳴らないため、目視で100%となっていることを確認する必要があります。

STEP
バッテリーを車体に組み付ける

バイク側のバッテリーケーブルを取り付ける際は、プラス→マイナスの順番です。

バッテリーに直接接続している電装品の配線がある場合には、忘れずに取り付けるよう注意しましょう。

私の場合、ドラレコと電圧計の配線がそれぞれプラス・マイナスで計4本ターミナルに接続されていました。

アクシスZの場合の注意点

前述の通り、アクシスZのバッテリー収納スペースはめちゃめちゃ狭いため、後付けの配線にストレスがかからないよう注意しないと断線するおそれがあります。

また、バッテリー収納スペースのフタを締める際にも、配線を挟み込まないように注意しなければなりません。

メルテックのバッテリー充電器 MP-230の使用感

結論としては、このバッテリー充電器は持っていて損はないなと思いました。

というより、もっと早くに買っておけばよかったと今になって思うありさまです。

要点レビューに関しては以下の通りとなります。

良かった点
  • パルス充電によりバッテリー寿命を伸ばすことができるのが魅力
  • 結果的にバッテリーの買い替え時期が延びて、コストを抑えられそう
  • 予備のバッテリーを所有することができる(予備は定期的に充電しながら保管)
  • 車にも充電できるのが便利(持ってないけど)
こりゃいいや
惜しかった点
  • バッテリーの健全性をチェックできる機能があれば良かった(やっぱり寿命は把握したい)
  • 仕様上、3V未満まで過放電したバッテリーには充電できない(長期放置バッテリーにはほぼ充電できないと考えて良い)
  • もっと小型だったら収納スペースに困らないと思う(とても軽いし中身があまり詰まってなさそうなので、簡単に小型化できそうな気がするんだけど・・・)
  • セール期間中とそれ以外のときで値段が結構違う(個人的には1万円以下で買えたら良かった)
ムムム・・・

私のアクシスZは、新車で購入してから一度バッテリーを交換しており、古いバッテリーは処分せずに家で保管していました。

メルテックのバッテリー充電器が届いてから、しばらく放置していた新車購入時からのバッテリーに充電を試みましたが、上記の仕様の通り充電はできませんでした。

定期的に充電(パルス充電を含む)していれば、予備用バッテリーとして活躍できたかもしれないと思うと、少しもったいなかった気がします。

ちなみに私がアクシスZに取付けしているバッテリーは、台湾ユアサのこちらのバッテリーです。

台湾ユアサは気軽に購入できる価格帯なのが魅力です。

いまのところハズレを引いたことはないし、品質に関しては一定程度の信頼を寄せています。

以上、これからバッテリー充電器の購入を検討している方々の参考になれば幸いです。

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