ウーバーイーツを注文していないのに、玄関先に品物を置かれるという事象が多発しているようです。
かねてより、各ニュースメディアやX(旧ツイッター)、Youtubeなどの各種SNSにおいても、このことが話題になっていたことは把握していました。
このたび、配達員である私も迷惑注文(いたずら注文)の案件に初めて遭遇したので記事にすることに。
Yahooニュースにも取り上げられていたのに、ウーバーイーツ側から配達員へのアナウンスを一切しないのは一企業の姿勢としてさすがにどうかなと。(Yahooニュースの記事は2024/09/29にてリンク切れ)
この騒動の裏側には、盗難されたクレジットカードの動作確認の可能性を疑う声もあるというのに、このままでは犯罪を増長させることになってしまうのではないかと心配になります。
実際問題、被害に遭っているのはUber Eatsの注文者ではない人々であり、届いた品物に対してどう対処すればよいかの判断にお困りの方は相当数いらっしゃることと察します。
結論からいうと、ウーバーイーツ側がなんらかの対策を講じない限り、この事態は好転しないでしょう。
至急運営側に求められている対応は以下の通り。
- ウーバーイーツの注文システム側で迷惑注文対策をすること
- 迷惑注文が多発していることへの、社会的な注意喚起
- 迷惑注文で品物が届いてしまった方々に向けての具体的な救済対策
現時点ではどれも実行されていないので、今後も同様の被害は発生していくと思われます。
今回は、注文していないのに品物が届いてしまったという人の立場に立ち、もしもその状況に巻き込まれた場合にどのような対応を取れば良いかに焦点を当てていきます。
ウーバーイーツの迷惑注文は大量注文で押し寄せてくる可能性大!リアルタイムで巻き込まれた場合、可能であれば水際対策を
迷惑注文(いたずら注文)は一つにとどまらず、複数口で届く可能性があります。配達の方法は基本的に置き配。
置き配設定は事前決済であることが条件であるため、届き先の住民の方への直接的な金銭損失とはならないものの、これだけ大量注文の飲食物が放置されたとしたら衛生面の悪化のみならず、ごみ処分の問題が生じるため、その影響は非常に大きなものとなります。
水際対策その1:配達員に商品を持ち帰ってもらう(その場に居合わせた場合)
配達員によっては、置き配の際にインターホンを押す場合もあるので、在宅であればそれに気がつくことができるかと思います。
配達員がまだ近くにいるようでしたら、注文していない旨を伝え、持ち帰ってもらうよう伝えましょう。その際、ウーバーイーツのサポートセンターへ迷惑注文であることを報告してもらうよう配達員に依頼することをおすすめします。
結局、ウーバーイーツ側が事態の発生を認識して記録し続けない限りは、今後も同じことが起こる可能性が高いためです。
水際対策その2:ウーバーイーツを注文していない旨のチラシを玄関に貼る
その後、できれば以下のような張り紙を玄関ドアなどの目立つ位置に貼り、連鎖的に置き配されることを未然に防ぐことをおすすめします。
参考のものではありますが、印刷して使っていただいても結構です。
画像バージョンです。
印刷の手間や緊急性を考慮すれば、適当な紙に手書きでこのような内容を書いていただければ用は足りると思います。
PDFバージョンです。
印刷することが前提であれば、こちらをダウンロードしてコンビニのマルチコピー機などでプリントアウトしていただくと良いでしょう。
もちろん、モノクロ印刷でもOKです。
不在中にウーバーイーツの品物が迷惑注文で置き配されていたときにやっておくべきこと
先程は在宅中に迷惑注文が届いたという前提の話でしたが、帰宅後などに見覚えのない置き配があった場合はどうすべきでしょうか。
手間ではありますが、なにはなくとも以下の2点だけは確実にやっておくべきだと考えます。
実際のところ、住所や建物名、部屋番号が実在するものであれば、注文者名に関係なく配達員は置き配完了して帰ります。
置き配された品物に伝票が添付してあれば、まずはそこにある注文者名を確認することにより、ご本人宛の品物であるか否かを判定します。(友人や家族が事前報告なしに注文したという可能性もあり得なくはないので)
なお、すべての品物に伝票が添付されるわけではないため(伝票を貼らないお店のほうが多い)、それがなかった場合にはウーバーイーツの品物であるかの判断は困難になる可能性もあります。
起こった事象を証拠として残しておくためにも、状況を撮影して記録しておきましょう。後々証拠画像が必要となった場合の保険の意味でもこれは重要です。
ウーバーイーツのお客様相談室へ連絡する場合、画像ファイルの添付項目があるため撮影データとして残しておくことはもはや必須ともいえます。
ウーバーイーツの品物に伝票が添付されていた場合には、それも併せて撮影しておきましょう。
特に、注文番号である「5桁の英数字」をしっかり写しておくことが重要です。
- ウーバーイーツのお客様相談室への連絡(Webによる問い合わせフォーム)
- 警察への通報(110番)
ちなみに、ウーバーイーツは電話によるお客様相談窓口はありません。
Webからの問い合わせフォーム一択となります。
お客様相談室への連絡方法および警察への通報する理由は以下の項目にてご説明します。
Uber Eatsのお客様相談室への連絡方法
記入する項目以外に、伝票などの写真を1枚添付することができます。
スマホで撮影しておいた証拠写真がここで役に立ちます。
警察への通報も併せてしておく理由
ウーバーイーツの迷惑注文の裏側にある犯罪者の意図は実際のところ不明であるため、今後思いもよらぬ犯罪に巻き込まれる可能性がゼロとは言い切れないのが実情です。
置き配を処分するだけで事態が収集すればそれに越したことはないのですが、安心と安全を確保するうえでも警察への通報は欠かせないでしょう。
身の安全を確保するだけでなく、警察側に事件発生の認識を積み重ねてもらうことが今後の被害の拡大を防ぐためにも意味のある行動だと考えます。
ウーバーイーツで覚えのない品物が届いた場合の対処方法のまとめ
この記事を読んでいただいている方の中には、実際に迷惑置き配の被害に遭われた方もいらっしゃるかと思います。
まずは落ち着いたうえで、粛々と上記の手順を踏んでいただければ安心に近づくことができるでしょう。
今回は非日常的といいますか、ひどく物騒な内容を取り上げることになりましたが、この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。