バイク部品の検索方法と費用計上について

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これまでアクシスZの消耗部品交換をはじめとしたDIY整備については、このブログや動画などでご紹介していましたが、その前段階としての部品調達の方法については触れていませんでした。

バイク整備のみならず、たとえば自転車のパンク修理や家具の工作など、普段からDIYで目的達成や問題解決をしている方々にとっては部品調達へは比較的スムーズに進めるといって良いでしょう。

しかし、フードデリバリー稼働で本格的にバイクに乗るようになったけれど、DIYなどの経験値があまりない方々にとっては、何を頼りに部品を探せば良いのかわからない場合があるのではないかと思い、今回これをテーマに記事を書くことにしました。

この記事を読んでいただければ、どのようにバイクの(今回はヤマハのアクシスZを題材として)パーツを手に入れることができるかを理解していただけるでしょう。

目次

アクシスZの部品調達その①:ヤマハパーツカタログの参照は必須

パーツカタログってその名の通り冊子なの?と思われる方もいるでしょうが、これはヤマハ発動機が提供しているWebサービスなのです。

バイクや電動アシスト自転車、果ては船舶関係の部品までをも網羅的に検索できる有能サービスであり、パソコンからもアクセスすることはできますが、個人的にはスマホアプリが断然おすすめ。

自分のバイクの車種や型式を登録しておけば、次回からスムーズにカタログにアクセスできるので非常に便利です。

課金は一切なしで利用可能です。まだの方は下記リンクよりダウンロードしましょう。

Google Play で手に入れよう
Download on the App Store
(参考)ヤマハ以外のパーツカタログ
メーカーパーツリストの公開形式
PDFファイル
PDFファイル

ロゴをクリックすると、各メーカーのパーツリストページへ遷移します。

パーツカタログはあくまでも部品番号を調べるためのツールという位置づけです。
実際の部品購入の段においては、バイク部品を扱うネットストアを中心に調達することになります。

インストールできたら早速パーツを検索してみましょう

アクシスZの場合を例にすると以下のような手順となります。

ヤマハ以外のバイクの場合はPDFファイルにて部品番号を調べたあと、[パーツカタログの部品番号を元にパーツ検索する]に進んでください。

STEP
[バイク・スクーター・電動スクーター]を選択する

結論からいうと、車体番号から検索したほうが確実です。自賠責保険証明書などに記載されているので、それを参照に入力しましょう。

なお、私のアクシスZの場合、モデル名称検索すると以下のような選択となります。

排気量51-125
モデル名AXIS Z – LTS125
モデル年度2019
STEP
部品の検索を始めるまえに、MY MODELに登録する

絵目次の画面右上にある[MY MODELに登録]をタップし、ご自身の車種を登録しておくと、次回から[MY MODEL]をタップするだけでパーツ検索にダイレクトに進むことができます。

MY MODELは後から削除できますし、複数追加することも可能です。

STEP
部品番号をメモする

目的のパーツを見つけることができたら、必ず部品番号をメモしておきましょう。このあとの部品購入の際に必要となります。

パーツカタログの部品番号を元にパーツ検索する

メモした部品番号を、バイクパーツを取り扱うサイトで検索します。

私がアクシスZのパーツ購入で主に利用しているサイト
バイクパーツの購入であれば、Webikeに迫る利用頻度なのがモノタロウ。
バイク関係以外のDIY工具や消耗品なども網羅しているので、年間の購入金額でいえばダントツトップとなっています。会員登録料や年会費は一切なし。
アクシスZの消耗部品や各種パーツの購入金額においては、モノタロウを上回っているのがウェビック。
モノタロウでは取り扱いのない部品が見つかる場合が非常に多いので、パーツ探しには無くてはならないサイトです。会員登録料や年会費は一切なし。
社外パーツや汎用アイテム探しにおいて見逃せないのがアマゾン。普段の買い物でもお馴染みでしょう。
ヤマルーブのエンジンオイルをはじめとした油脂類やデイトナのウエイトローラー海外製のセルモーターなどを購入したりしています。

モノタロウは個人事業主で会員登録するのがおすすめ

フードデリバリーを専業としている配達員であれば、個人事業主として会員登録するのが良いでしょう。

一般会員としても登録できますが、法人や個人事業主向けにしか販売されていない商品もあるようなので、個人事業主として会員登録するに越したことは無いと思います。

なお、定期的に割引セールのお知らせがメールで届くので、将来的に必要となる工具や消耗部品を前もってお気に入りに追加しておき、そのタイミングでまとめて購入するとお得です。

モノタロウの送料
  • 1回の注文が3,500円(税別)以上で配送料無料
  • 注文が3,500円未満(税別・商品代のみ)の場合、配送料500円(税別)が別途かかる。

ボルトやガスケットなど、少額単品のパーツ購入ではなかなか3,500円を超えない場合があるため、お気に入りに追加したパーツをある程度まとめ買いするクセをつけておくのが送料節約のコツです。

モノタロウの領収書発行
  • [ご購入履歴]から発行可能。発行可能な期間は注文月を含めて15ヶ月以内。

Webike(ウェビック)は一般会員登録で利用可能

ウェビックは一般的なショッピングサイトと同様に買い物できます。

新規会員登録する際は、画面右上のメニューから登録に進めば大丈夫です。なお、業販部門へのリンクもありますが、一般ユーザーには関係のないものなのでスルーで良いです。

Webikeの送料
  • 税込3,000円以上の注文で、通常配送料の550円が割引
Webikeの領収書発行
  • Webikeでは領収書の発行をしていません
    [購入履歴]→[注文内容の確認/インプレッションを書く]の順にクリックしていくと、注文明細を確認することができますが、領収書のダウンロードは不可となっています。
  • 個人事業主として登録すれば領収書発行できるのか?
    →答えはノーです。
    そもそもWebikeのユーザー登録を一般枠以外(Webike BIZ)で登録できるのはバイク販売店をはじめとした業界関係者のみです。

私は会計の専門家ではないので結論付けはできないですが、注文明細の画面をもって領収書の代用書類として経費計上できるかが論点となるでしょう。

個別での対応が求められると思いますので、この点をクリアにするためには税理士さんなどの専門家に相談したうえでご自身にて判断するのが良いと思います。

Amazonの領収書発行はGoogle Chromeの拡張機能“アマゾン注文履歴フィルタ”の使用で簡単に

※皆さんがAmazonで買い物されたことのある前提で話を進めていきますのでその点はご了承ください。

フーデリ稼働に必要な物品(スマホホルダーやモバイルバッテリー等)をAmazonで購入した場合、当然ながら稼働にかかった経費として計上されていると思います。

Amazonでは領収書の発行を[注文履歴]から個別でダウンロードできるわけですが、一つ一つの注文ごとにその都度領収書を発行していては相当な手間がかかると思います。

そこで、Google Chromeの拡張機能である“アマゾン注文履歴フィルタ”を利用すれば、領収書を月ごとに一括ダウンロードできるようになります。

まだ利用したことのないフーデリ配達員の方はこの機会に拡張機能を追加しておくことをおすすめします。

アマゾン注文履歴フィルタを使う際のおおまかな流れ

STEP
[対象月検索]から発行したい月を選択する

印刷およびcsvダウンロードの範囲はひと月ごととなります。

私の場合は、[このページを印刷してご利用ください。]をクリックしたあとの画面で、PDFに保存を選択してひとまずPDFファイルとして保存します。(家にプリンターがないため、セブンイレブンでPDFプリントしています)

STEP
プリントアウトする

データと一緒に紙ベースでも保管する必要があるのでプリントアウトします。

プリントアウトした領収書には、経費計上できるものとできないものが混在していると思いますので(業務用と私的利用でアカウントを分けている方は別ですが)経費計上できないものを斜線などでわかりやすく除外します。

STEP
適切な勘定科目として費用計上する

「消耗品費」計上が一番多いと思いますが、適切な勘定科目で費用計上すれば完了です。


個人事業主の立場として特に重要視すべきなのは、費用は漏れなく計上することです。

確定申告が終わってからレシートが見つかって後悔された方もいると思います。(私も毎年やらかしていますが・・・)

とりあえず、“アマゾン注文履歴フィルタ”を利用すれば、Amazon内の経費精算における事務的な手間と計上漏れリスクの軽減を図ることができるので、もはや必須の拡張機能です。

パーツ探しにあたり必ず一緒に揃えてほしいのがサービスマニュアル

部品の探し方から領収書発行まで触れてまいりましたが、ここでいったん話の本筋を戻します。

パーツリストで部品を検索するにあたり、事前に準備しておくべきものがあります。それがサービスマニュアルです。

サービスマニュアルとは、メーカーが発行している整備マニュアルのことです。

このマニュアルを読むことにより、はじめて自分のバイクの部品構成や整備方法を知ることができます。

言い換えれば、これがないと正しい手順で整備を進めることが困難である程重要なものといえるでしょう。

サービスマニュアルの購入が必要な理由
ボルトの締付けトルクを把握できる

ボルトを締め付ける力(トルク)を間違えると、最悪バイクが壊れて事故にも繋がりかねません。

  • ボルトの締付け不足による部品の脱落
  • ボルトの締付け過剰によるボルトの破断および部品の破損
正しい組付け手順が把握できる

整備する機会の多い駆動系を例に挙げると、プライマリーシーブのワッシャーを組付ける順番や、トルクカムとセカンダリーフィクスドシーブの組付け手順、およびグリスアップポイントの把握など、一つ間違ったことをすると走行不能に陥るようなリスクの高い箇所の整備にも安心して臨むことができます。

整備に必要な工具が把握できる

トルクレンチやプラグレンチといった基本的なツール以外にも、プーリーホルダーやフックレンチなどの特殊な工具まで、整備項目別に必要な工具を把握することができます。

重整備になればなるほど必要となる工具も増えていくため、自分でバイクを整備しながら長く維持していきたいと考えている方にとって、サービスマニュアルは必携といえるでしょう。

値段はなかなか安いとはいえませんが、自分のバイクをDIY整備するにあたっては必ず揃えておくことをおすすめします。

なお、購入にあたってはご自身のバイクの型式に適合したサービスマニュアルであるかをしっかり確認するようにしましょう。

バイクの部品検索方法まとめ

今回は、モノタロウ、ウェビック、アマゾンでバイク部品を調達する方法についてご紹介しました。

私がヤマハのアクシスZに乗っている理由から、パーツリストの調べ方もヤマハを基準とした説明となったことはご了承ください。

しかし、この記事を書き進めるにつれて、あらためてYAMAHAのユーザビリティには関心させられました。理由は以下の通り。

  • サービスマニュアルが他メーカーに比べて手に入りやすい価格帯であること
  • パーツカタログがスマホアプリから無料で検索でき、使い勝手も良い
  • プロではない一般ユーザーであっても、大抵の部品はネットで注文できる(他メーカーとの比較はしていないので、入手のしやすさに関するヤマハの優位性についてはわからない)

なお、ヤマハのサービスマニュアルは紙ベース(冊子)なので整備しながらページをめくって手順を確認するのに便利です。

参考情報として、近年発売されたヤマハの原付二種スクーターである『シグナスグリファス』のサービスマニュアルも一般市場に出ているようなので、今後発売される新車種も引き続きサービスマニュアルが手に入る状況であってほしいなと切に願います。

今回の記事が、フーデリ配達員のみなさんをはじめとしたバイク乗りの方々の参考になれば幸いです。

Youtubeチャンネルもございますので、そちらもぜひ登録いただければうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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