アクシスZのリアサス交換

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私がフーデリで使っている仕事道具であるアクシスZがついに走行距離が8万キロを突破。

リアサスペンションの動きに関しては徐々に劣化を感じるようになってきたため、前々から交換を検討していました。

この距離を超えるまでリアサスは無交換
リアサスの劣化を感じるようになった理由
  • シートにまたがった状態で蹴り進むと、「カクン」という感触を感じるようになった
  • 路面の凹凸に対するレスポンスが若干気になってきた
  • 約3年乗り続けて走行距離が8万キロを超えたこともあり、見た目からもやれた感じが出てきた

サービスマニュアルでリヤショックアブソーバーの点検項目を確認してみても目視で問題があるような箇所は見つかりませんでしたが、走行距離と上記の理由から交換しておいて損はないと思い、適合するリアサスを探すことに。

この記事を読んでいただければ、アクシスZのリアサスペンションの交換方法が確認できると思います。

作業スペースと工具があれば1時間程度で交換できるような作業内容なので、アクシスZのリアサスペンションの交換を検討されている方は参考にしていただければ幸いです。

目次

デイトナ製リアサスペンション 310mmを購入

リアサスペンションを交換するにあたり、まずは純正部品の小売価格をヤマハのパーツカタログで調べてみました。

部品番号:2TS-F2210-00 希望小売価格:15,620円

純正のリアサスペンションはなかなかの値段であるため却下。

かといってヤフオク等の中古品から使えそうなものを選ぶことも考えましたが、送料等も加味すると社外品を新品で購入したほうが良いと判断しました。

アクシスZと同じ台湾製

「信頼性の高いメーカーから販売されていて、且つアクシスZへの取付けレビューが確認できる社外品」という条件で探すと、おそらくこれが最も当てはまるものなのではないでしょうか。

純正のリアサスと並べてみました。

純正よりも全長が少し長いということは下調べの段階で把握しておりましたので、この差異は想定済み。

工場出荷時のプリロードは一番弱い段階にセットされているようです。

一番柔らかい乗り心地で乗りたいため、とりあえず初期調整はせずに取付けます。

取り外し作業についてはこのあとに紹介しています。

シートとトランクの取り外し

リアサスペンションを外すためには、シートとトランクを外す必要があります。

通常であれば、トランク内にある4つのボルトを外すと、シートおよびトランクを持ち上げて外すことができます。

しかし、私のアクシスZの場合はトランクスペースにドラレコ本体を収納しており、配線が内から外を通っているので、トランクを持ち上げて外すことができません。

そこでまずは、フットレストボードとシートの間にあるフロントカバーを外します。

ネジ4本を外したうえで、内装剥がしを使って取り外します。


Amazonで昔購入した内装剥がしセットに入っていた樹脂製のヘラを使いました。

レッグシールドを外す際にも使うので、セット内容のなかで一番出番があるのはこのヘラだったりします。


フロントカバーを外すと、シートを稼働させるピンが見えるようになります。

このピンを引き抜くと、シートを外すことができます。


ピンポンチでピンを押すと抜けます。硬かったらハンマーで叩いても良いでしょう。


ドラレコ(EDR-21G)の配線がこのようにトランクに空けた穴から各所に出ているため、シートとトランクをまとめて取り外すことができません。

配線のコネクターをすべて外すのも時間かかりすぎて労力的に見合わないし、現実的ではありません。

なお、ドラレコ配線の干渉がなければ、赤丸の箇所にある4個のボルトを外せばシートとトランクを一緒に外すことができます。


ダクトテープをトランクに貼ってから持ち上げ、末端をマウントバーに貼り付けると作業スペースが確保できます。

ここまでやってもトランクが邪魔とはいえますが、これによりリアサスペンションの交換のみならず、スターティングモーターの交換などもできるようになるので今のところこの方法が自分なりの最善策です。

リアサスペンションの取り外し

リアサスペンションの取り外し作業の前に、可能であればリアキャリアにラッシングベルト等を通して上方向にテンションをかけておくと良いです。

なぜならば、リアサスペンションを取り外すとボディが下がってくるため、取り付け作業がかなり大変になるからです。

手伝ってくれる人がいれば、取り外しのときにリアキャリアを持ち上げてもらうとやりやすいでしょう。


リヤショックアブソーバー下部のボルトを外します。(14mm)


リヤショックアブソーバー上部のボルトとナットを外します。(14mm)

ラチェットレンチが入るスペースが厳しかったので、メガネレンチ2本で外しました。

リアサスペンションの取付け

取り外しと逆の手順で取付けていきます。

アクシスZの場合、付属のボルトとカラーおよびスペーサーは使用せずに取付けできました。

リヤショックアブソーバーの締め付けトルク

上側:32N・m(3.2kgf・m)

下側:18N・m(1.8kgf・m)

輝くメッキに赤いスプリングが映えます。

リアショックアブソーバー取付け後は、シートやトランクを取り外しと逆の手順で組み付け完了となります。

リアサスペンション交換後のインプレッション

路面からの衝撃に対するしっとり感は体感できる

交換前であれば、ある程度の衝撃をしっかりと拾っていただろうなと想像できる路面の凹凸感が、しっとり吸収されているのが体感できました。

純正よりも全長が少し長いことによるポジションへの影響は感じられず

後ろ上がりになって、前に傾くようなポジションになるのかなと勝手に想像していましたがそのようなことはなく、交換前と比べても差異を感じることはありませんでした。

プリロード調整は初期状態で満足

柔らかい乗り心地であるほうが良いため、スプリングが一番伸びている初期状態から調整するつもりは今のところありません。

そもそもフーデリ稼働で走るわけですので、硬い乗り味にして飯が跳ねてしまっては本末転倒ですしね。

まとめ

今回、アクシスZのリアショックアブソーバーを交換してみての率直な感想は、もっと早くに(走行距離5万kmくらい)で交換しておいても良かったかなというところです。

取り外した純正サスを見ても結構ヤレてましたし、重整備が重なってくるであろう走行距離が10万kmと仮定すると、ちょうど5万kmが折り返し地点とも見て取れるわけですし。

いずれにせよ、リアサスの新品交換はその結果に高い満足度を得られる可能性が高いと思いますので、工具とやる気がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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